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ゲームと音楽とプログラミング(酒と女とロックンロールのノリで)

転職エントリ(再現)

次の10月で、転職してからもう3年になるのですが
mixiに転職活動中の日記の下書きが残っていたので、せっかくなのでそれを参考に転職エントリ(再現)をやります。

転職したくなった理由

前の会社についての愚痴とも言う。

新卒で入った会社は、社員数100名程度の、システム開発受託するやつです。よくあるやつ。
3年半働きましたが、2年目の冬から転職を考え始めました。

なんか、尊敬する有能な先輩方に限って次々と辞めていくんですよね。
話聞いたり考えたりするうちに、変だなと思うところもより多く見えてくるようになり、
「良い会社を見つけたら転職しよう」と思うに至りました。

尚、先輩後輩問わず、声を揃えて「社長が面白かったからここに決めた」と言います。わたしも含めて。

給料

手取りは各種手当含めて月あたり20万程度。
ボーナスは1年間で3回あり、合計で3~4ヶ月分というところでした。

問題なのはその金額ではなく、各種手当を除くと全く昇給してないこと。
というか手当を含めても、手取りは税金とプラマイでマイナスになる一方。
そんなに評価悪かったか…と思いましたが、
かなり有能な先輩(それなりに年上)も全然昇給してないとのことだったのでお察し。
「子供が生まれるので、昇給の見込みがないのなら生活できないので転職します」とかなりおおっぴらに公言して辞めていく先輩まで現れる始末。

また、わたしは途中で主任になったので、役職手当ても頂いていた…のですが。
いろいろ手当てをもらっているはずなのに、給料増えてないなあ…と思って明細をよく見たら、別途「調整給」という名目で、月あたり2万5千も引かれていました。
同期に聞いてみたらそんな項目はないとのこと。というか、上司(課長クラス)でさえそんな項目は初めて見たと…。
部長クラス以上の方々にそういう話をするとか考えただけで胃が溶けるので(※後述)、
どうせ聞いたところでなんにもならないだろうし、もう関わりたくない一心で聞き回ることはしませんでしたが、これももちろん不満でした。

結局謎のままではあるのですが、書いててなんとなく察しました。おそらくですが、同期と手取り額を大体合わせるためではないかなあ…と。
他の同期にはない手当…応用情報技術者試験の合格手当て(合格時だけでなく毎月加算される)と役職手当(これも当然毎月)を合わせると大体その調整給程度の金額になるんですよね。
つまり調整込みだと同期と手取り額がほぼ同じになってたはず。昇給が機能してないですし。
まあ、他の同期に2万5千円上乗せした働きぶりだったかと言われるとそんなことはないと思うので、まあ、労働に見合った対価かどうかという観点なら納得…
…するわけないじゃないですか(´・ω・`)
わざわざご丁寧に謎の調整入れるくらいなら、試験合格手当てつけたり名ばかりの役職与えたりするのやめろよって感じです。

出向だから(自社要因)

3年半ずっと自社ではなく出向先(つまり自社にとってのお客様)で働いていたのですが、
やや極端に言うと「残業するのが当たり前」「有休は取るな」なんですよね。
我々は基本的に「月あたりいくら」で買われているので、ある程度までは残業してもお客様は損をしない。
それなら、その「ある程度」の範囲内はできるだけ働いてあげた方が心象が良い、お客様が働いているのに休むなんてとんでもない、というわけです。

さらに、そういう事情に合わせてか、自社では
残業してもしなくても月40時間までは必ず残業代が出るという仕組みでした。
単純に労働時間に対して言えば損はしなくなっているので文句が言いづらい制度ですが、
このせいで「じゃあ40時間は当然働くよね?」という空気になるわけです。
(平均すると毎日2時間なので、下っ端の間では、18時が定時、20時が第二定時と呼ばれたりしていました)

尚、定時退社や有休をきっぱり拒否されることはありませんでした。
その代わり、仕事の薄い時期を見計らって、調整した上で申請してるのに、
休む理由はしつこく聞かれるし、それが仕方ない理由であってもぐちぐちとお説教でした。
(有休を拒否すると違法なのを分かっていて、わざとそういう方法を取ることで申請させないようにしているのか…とわりと真面目に思っています)

出向だから(出向先要因)

これは個人的なこだわりだと思うのですが、
「リソース」と呼ばれるのがイヤになってきたのもありました。

「このプロジェクトで2人月リソースが不足してるから、
パートナー(=我々のような請負メンバー)を1人確保しよう」
みたいな会話が普通に聞こえてきます。
(※「人月」=1人で1ヶ月かかる仕事量の単位)

ニュアンスを伝えるのが難しいのですが、
言葉通り「リソース(=資源)」として扱ってる感じというか、
中身は誰でもよくてただの人月計算なんだなー、というか。
自社で課長や部長の人でも、出向先では関係なく「リソース」なんですよね。
「○○が出来る人が欲しいから○○さんを投入しよう」とかじゃないんですよね。

請負のSEやPGって、単に労働力を売る仕事ではないと思うんですけどねー。
まあ、たまにネットで「人手が足りないからメンバーを増やしたらかえって炎上した」みたいなネタを見るたび、こういう考え方でプロジェクトを進めたときの末路だわざまあと思うのでした。

あ、「出向が原因と思われる諸々の不満があった」のは確かですが、
出向先の社員さんたちには大変良くしていただいたので、あの会社で働く上では、出向する部署に配属されて良かったなーと思っています。心から。
毎週、午前中だけ自社に顔を出す日が設定されていたのですが、その短い時間ですら「自社帰りたくない」と言う人が多数…

悪い意味で体育会系、部長以上と課長以下の壁

部長以上の偉い人がとにかく悪い意味で体育会系。

うつ病は当然のごとく理解が得られず「根性ないだけでしょ」言われてたり、「みんな残業してるのに何で帰るの?」みたいなのがまかり通ったり、「今まで経費で自社に置いてたお茶、出向の人は飲めなくて不平等だから置くのやめます」というなんともコメントに困る事例があったり。
(出向組の間では「別にそんなことで不平等だなんて考えたこともなかったし、出向先の社員さんという癒しがない自社組にはお茶くらいあげてもいいと思う…」と困惑していました)
※自社組もなんだかんだで残業は当然・有休取らないのは当然という空気だったようです。定時の18時では誰も帰りたい素振りすら見せず、20時になってぞろぞろと片付け始める、という感じ。
「帰っていいよ」「夏休み取っていいよ」と言ってくれる出向先社員さんがいない分、自社の方がつらいのではというのが出向組での通説でした。

「自由参加」の泊まりがけのイベントに普通に行きたくなかったので部署内の係長以下全員が欠席にしてたら怒られて、
咄嗟に友人の結婚式だと嘘ついた先輩以外は結局参加させられたということもありました。
自費で。出勤扱いとかじゃなくて普通に休日で。

そういえば会社にはフレックス制度を含む労働時間についての制度がいくつかあったのですが、誰も何も使ってなかったですね。
使えるんですかって聞いたら渋い顔されたこともあるし、「みんな朝から晩まで出てるんだからこういう制度は云々」みたいな話してた人もいたし。
何のための制度なんだろう…

あと、一番アホだなーと思ったのが、要約すると
「忙しくない時期は忙しい時期に比べて病欠が多い。つまり常に忙しくすれば体調は悪くなりにくい。たくさん働こう」
で、部長クラスの人間が言ってたやつです。
忙しい時期は体調悪くてもちょっと無理して出勤してるだけだよ!!アホか!!!
「忙しい方が体調が悪くなりにくい」自体が正しい可能性はあるのですが(わたし自身、暇な休日に体調崩す率が高いのです)仮に正しいとしてもそれが労働である必要はないので「有休も取らず毎日10時間働こう」につなげるのは頭悪いわ!!

課長以下はどちらかというと平社員寄り…とまでいかなくとも、かなり理解を示してくれる人が多かったです。
クッションになろうとしてなりきれていない感じの…。
実際のところはどうか分かりませんが、我々から見ると部長以上と課長以下の間に壁があったように感じます。
それも部長以上に対する不満などを煽る原因だった感じはしますね。

ところで、最初に配属されたところには先輩が二人いて、そのお二人は今でもわたしにとってプログラマとしての指針になっています。
とても精神衛生の問題を気にされていて(いかにも過去何かあった風だった)、毎週三人でうつ病チェックをやって結果を管理したりしていたくらいです。
問題がある点について、たびたび業務や会社の制度などについて上司に改善案を出されていたようなのですが結果は思わしくなかったようです。
(案の定というか、部長クラス以上から突っぱねられていた様子)
結局一人はわたしが入社してちょうど一年で辞められてしまい、もう一人はその三ヶ月後、ある日突然鬱でドクターストップがかかり休職されてしまいました。
数ヵ月後には一度も会社に来られないまま休職日数が限界を迎え、退職となってしまいました。
「また来週」を最後に、それっきり会えていません。
その先輩について、根性がどうのと言っていた部長はぜったいにゆるさない。

法律的にアウト(かギリギリセーフ)なやつ

調整給とは何ぞや、と思ったときにも調べようとしたのですが
就業規則がどうやら社内に公開されていない様子…。
一般社員が見れない共有フォルダに置かれていたようで、確認できませんでした。
これは普通に法的に問題があるやつでは…。

また、普段の有休取得に対する圧力もアレですが、
退職時も有休消化はさせてもらえませんでした。
「出向先での最終勤務日+有休日数=退職日 にしたいです」みたいに言っておいたのですが、
数日後、出向先との調整が云々と意味の分からないことを色々と言われ拒否されました。なんでや出向先関係ないやろ!
一瞬で「あっこれ会話が全く通じないやつだ」と思って早々に諦めたというか関わりたくなくなったというか手切れ金と思うことにしたのですが、あれはそういう手口なんでしょうかね。

せめて後からしかるべきところに通報でもすれば良かった。

要するに

給与に謎の調整とかが入らないやつで、頑張ったら昇給して、
正当な残業や休出はあってもいいから
しなくてもいい残業はしなくてよくて、気持ちよく有休が取れて、
就業規則とかはオープンになってて、会社で定められてる制度はきちんと利用できて、
意味分からん根性論が通ったりしないところに転職したいなーと思いました。

転職先について

いやー最高ですわー

わりとマジで感動しました。
3~40人程度の小さい会社(ITの会社ではなく、開発はさらに一部の人間)なのですが

給与は分かりやすいシステムで、昇給の仕組みがちゃんと動いてて、
残業や休出はよほど緊急事態でなければ皆無だし、
定時になったら追い出されるし、有休は積極的に取れ取れ言われるし、
就業規則とかはちゃんと見れるし更新情報もくれるし、会社の制度はみんな有効利用してるし、
根性より効率を求めるし。

そりゃ完璧ではなく色々とマイナス面はありはしますが、これだけ気持ちよく働けたら総合的には全然プラスです。
残業がないのを売りにしてるようですが、個人的には胃を溶かさず有休申請できるのがほんと最高。

転職活動について

4~8月にかけて、気が向いたときに3社だけ受けました。
というか有休が取りにくすぎて、仮病でなんとか確保して…って感じでした。
社内SEか自社開発でゆるゆるやりたい…と思って探したので、
・事務職に近いけどデータ処理とか多くて業務改善の余地を探したりできそうなとこ
・細々とゲーム開発してるとこ
・自社で企画~開発・運営までやってるとこ(今の会社)
を受けました。
最初の2件は普通に面接で落ちました。
たぶん最初の会社には「なんでコイツうちに来たんだ…」と思われて、次の会社には即戦力ではないと判断された模様。妥当。

今の会社の面接はヤンキーっぽいお兄さん2名+普通にプログラマっぽい人1名という構成で正直めちゃめちゃビビってたんですが終始和やかに進み、
わたしはというと「社内のこの制度ってほんとにみんな使ってるんですか?」というのを必死で確認していました。
(前の会社の「フレックスありますよ!(誰も使わないし使える空気じゃないけどな!)」が相当響いていた模様)

また、途中リクナビで見つけた転職エージェントの方にもお会いしてみたのですが、コイツ話聞かねえー!!
「社内SEか自社開発でゆるゆるやりたい。残業なしとは言わないけどワークライフバランス意識してるところがいい。ゲーム好きなのでそういう関係もちょっとは気になるけど」みたいなことを言ったら激務で有名なソシャゲ会社しか挙げてこない。
何回かやんわりと訂正したんですが全く方向を変えてくれない上、「他にも良さそうなところを探しますねー」でお別れしたあと連絡が途絶えてそれっきりなので諦めました。
まあ、転職エージェントのお客様は求職者じゃなくて企業だからね…。

おしまい

あ、前の会社は東京(本社)と隣県に分かれていて、わたしが書いていたのは東京側の話です。
隣県の方はあまり離職率が高くない印象。
本社と比べて雰囲気が良かったのかもしれないですが、当然地元の人が多かったので、転職しづらかったりはするのかも。

まあ、どちらにしろ別に毎日終電とか土日ないとか毎日が圧迫面接とかいうレベルのブラックではなかったと思うのですが、
我慢しても何もいいことなさそうだなーと思い、さくっと転職しました。
「若い時の苦労は買ってでもしろ」という言葉は嫌いなのです。