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ゲームと音楽とプログラミング(酒と女とロックンロールのノリで)

('ω') < イザユケエンジニャー

Q.小説はどうやって書いてますか?

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10日ほど気付かず、さらに10日ほど「どうやってって何だ?」と悩んでいて遅れました。ごめんなさい。

結局、あまり深く考えず、ご質問の文面通り自分がどうやって書いてるかを残しておきます。

◆内容について◆

正直言って何も考えていません!!!

自分の場合は「脳内のキャラの言動を文字に起こしてる」って感覚です。キャラが自分の手を使ってくれるのでそれに任せておいて、あとから読み直して変なところを調整する程度です。
ラノベ育ちなせいか、その脳内でのキャラの言動も映像とか音声とか絵とかではなく最初から文字情報です(あるいは無意識で文字に変換したものを認識してる)。
だからマジで書き起こすだけ。たまにアニメっぽい表現やマンガっぽい表現が流れてくると文字起こししにくくて困る……。

本題と無関係ですが、逆にマンガのようなものを描くときは「脳内→小説→ネームっぽいもの」という手順になります。コミカライズ。
長年それが当然だと思ってたんですが、マンガ描けるけど小説書けないって人が結構いるってことはこれ普通じゃないんだ! ということには最近気付きました。マンガってどうやって描くんですか。

あらかじめちゃんとプロット立てる方法に比べると、おそらく最後の調整が結構多くなっているであろうことがデメリットかなーと思います。
話の進行もうちのこ任せになるので進まないときは全然進まないですし、最初にざっくりした展望を用意していても全然違う結末になることが結構あります。

参考にならないだろうな~と思いましたが、よくよく考えてみれば、本作りたいレベルってことはここはクリアされてるか。はい次!

◆制作環境について◆

絵もそうなんですけど、オールデジタルです。
スマホはGalaxy Note9(Android)、
PCはsurface pro6(Windows)。

直近10年分くらいの小説は、ほぼ全文、寝る前に布団に横になってスマホでぽちぽち打ったものです。ちなみにフリック入力派。
スマホ時代以前は寝る前に布団に横になってノートPCで打ち込んでました。そう思えばずっと変わってないですね。
ほとんど毎日書いてる気がしますが、脳内キャラに任せるスタイルという都合上、別にそう決めてコツコツやっているわけではなく作業が進むタイミングに乗ってやってる感じです。(毎日妄想しすぎでは…?)

使っているアプリは、

各アプリの紹介と個人的な使い方

Jota+

スマホで使ってるテキストエディタ。この文章も下書きはこれでやりました。
今はもうこれがないと書けない。

全角スペースやタブ文字と改行コード表示してくれるのは当然として、
pixivやカクヨムなど各サイト向けの独自形式なルビ入力をワンタッチでできる神。複数ファイルを同時に開いて上部のタブで行き来できるのも良い。
他にも、正規表現での検索や折り返し文字数設定まで自由自在だし、文字コードや改行コードも選べてきちんと扱ってくれる。
もちろん文字色背景色フォントサイズが自由に設定できる。↓の画像では文字はすごい小さく見えますが、スマホ本体が大きめなのでこのサイズです。
まあこのへんまでは必須機能というかエディタなら当然な気もしますが、スマホだとここまで使い勝手のよいアプリを他に知りません。

あと面白いところでは、なんと背景に好きな画像を設定できます。透明度の設定までできます。
自分の絵を背景に作業できるのはめちゃめちゃテンションが上がります。ここ大事。超大事。
しかも、なんと小説向けの縦書きプレビューがワンボタンで可能。
縦書きのままの編集はできないものの、pixiv形式のルビまできっちり読んでくれて、ざっと読み直したいときにスマホのまま……というかアプリを切り替えることすらなくいけるのでとても便利。神。

あ、変更内容はもちろんオートセーブしてくれますよ。dropboxに置いたファイルを更新している場合は即座にクラウドに上がるので安心感もばっちりです。
無料版で気に入れば有料版への移行がオススメです!!!!

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atom

PCで使ってるエディタ。正直、仕事で常用してるのでそのまま使ってるだけです。
多機能でめっちゃめちゃ便利だけど、小説書くだけならまずはサクラエディタあたりをおすすめします。
atomのいいところは、開いてるファイルをスマホの方で変更しても、ファイルを開き直すことなくリアルタイム反映してくれること。(jota+はやってくれないので双方開きっぱなしというわけにはいきませんけど)
まあ、そうは言ってもそもそもPCではほぼ書かないのでそんな使ってないです。
スマホで変換できなかった漢字を入力するとか、文字コードや改行コードの調整とか、そういう補助的な使い方…。

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Dropbox

PCからでもスマホからでも同じファイルを扱うためのやつです。バックアップも兼ねて。
PCでもスマホでも、アプリ入れておけば端末に保存してあるファイルと同じように扱えるのでめちゃめちゃ楽。GoogleDriveだとこうはいきません(同期が遅かったりして事故りやすいため)。
あと、スマホでPDFを簡単に開けるのが地味にありがたい。

Word

ほぼ印刷原稿作成用。
あまりこれでごりごり書くことはありませんが、見開き表示できて現物に近くなるのが嬉しいので、最終的な推敲はここでやります。推敲終わったらpdf出力してそれをそのまま入稿すればよいですし。

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Evernote

どうしても会社で書きたくなったらメモしておくためのもの。あくまでいつもの作業環境に送るための一時的な受け渡し用です。
Evernoteの悪いところは、たまに変更内容が消滅することと(特にスマホアプリからの挙動が怪しい)、コピペで最初のスペースが全角ですら消えることと、全角スペースや改行コードを表示してくれないことと、改行コードを勝手に変換してくることと……と結構あるので、文章を書く用途としてはちょっと…。
添付ファイルの中身まではさすがにいじってこないので、余裕があるときなら本文に直接書き込んだり貼り付けたりせずに、テキストファイルに保存したものを添付してます。
後からPCかスマホでいつものテキストファイルに統合。

WinMerge

2~3つのファイルを比較するツール。
そんなに出番は多くないのですが、
Dropboxでの共有にミスってバージョン違いの複数ファイルが生み出されてしまったときや
複数パターンの推敲をして、一番良い表現に統合していくときに使っています。

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◆作業全体の流れ◆

  • Jota+でごりごり書きたいときに書く → WEB公開ならそのままスマホから投稿して終わり
  • Wordに流し込んで推敲し、一通り終わったらPDF化してDropboxに突っ込んでおく
  • 暇なときにスマホから電子書籍感覚で読み、気になるところがあればその場でスクショ撮って赤ペン
    • Galaxy Noteはペン付属なので長文手書き赤ペンも余裕!!
  • PCで作業できるときに赤ペンの内容を反映して、またPDF化してDropboxに突っ込む
  • (満足いくまで赤ペン繰り返し)
  • 最終的に出来上がったPDFをそのまま入稿して終わり

…という感じです!

ちなみにスマホ赤ペンの様子はこんな感じ。
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おまけ:Evernoteステマ

なんかEvernoteをぼろくそに書いた気がしますが、文章書く以外ではめちゃめちゃ愛用してます!!!!!
家電の取説とか給与明細みたいな「置いておきたいけど捨てたい」みたいな書類をがしがしスキャン(といってもスマホカメラで一発できれいに撮れる)して溜めまくってますし、
ちょっとしたネタ帳みたいなものとしても役立ちますし。
(もっと一時的な「買い物メモ」みたいなやつは、ロック状態のスマホからペン引き抜くだけで起動する手書きメモ帳で事足りている)
あとは日記のようなものとか備忘録とか爆撃する予定のDMやリプライとか、もうなんでもかんでも突っ込んでます。超便利。